住宅診断(ホームインスペクション)は必要か

 住宅の新築、売買、リフォームなど、建物の区切りの際に住宅診断を行うタイミングがあり、さらにタイミングを分けるとしたら工事中や、工事完成時、工事前など色々なパターンがあります。

 住宅診断は必要かどうかといえば必ず必要というわけではありません。ではどのタイミングが効果的か、それは状況により変わるため一概には言えません。

 結局どうすればよいのか、それはご自身が未来を考えたときに不安に思ったその時が、住宅診断の依頼をするタイミングかと思います。

 住宅診断を行うことで、見えない不安が見えることにより安心へと変わり、未来のリスクの軽減や、金銭的メリットなど、様々な利益があります。

 ではなぜ日本では住宅診断が普及していなかったのか、売り主側の原因は、新築では不良の増加による手直し費用の増加、中古売買では売却金額の低下、リフォームでは必要性のない工事などの減少による受注金額の低下や、手直し費用の増加など、施工業者側に不利益が多くなるからです。

 買主側の原因は、まず住宅診断というサービスがあることを知らない、診断料金が高額、それに伴い施工不良が必ずあるわけではないという思い、売り主側に止められた(当社ではNGですや、意味ないですよなど)、様々な理由があると思います。

 現在どうするかお悩みの方は、見えることの安心感、将来の補修費用へのリスク、施工会社とのトラブルへのストレスなどの負担などをお考えいただいて、どうするかの判断をしていただければと思います。

 アメリカでは70%が住宅診断を行います。それはなぜか、将来の金銭的リスクや、トラブルへの対応する時間のロスなどを考えると住宅診断を受けたほうが良いからです。

 日本も物価の上昇で施工価格の高騰が起き、金銭的リスクが高くなっております。費用対効果も考えつつ、住宅診断を検討されてはどうでしょうか。

 

 次回は、住宅診断のタイミング別のメリットとデメリットをお伝えいたします。

プロフィール

大島 崇弘
大島 崇弘ホームインスペクター
1983年生まれ
広島県出身
広島工業大学専門学校卒業
建築の設計・施工・解体を経験し様々な知識を併せ持っています
2級建築士・1級施工管理技士・宅地建物取引主任者の資格を保有しています

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